猫のホルモンバランスについて参考辞典と、猫の健康を維持するための参考として。

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猫の内分泌・ホルモンについて

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎皮質機能亢進症は、別名クッシング症候群と言われます。猫では犬より少ない病気です。
糖の代謝を助ける副腎皮質から分泌されるホルモンの慢性的な分泌過剰状態からの発症を
言います。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の症状
猫は元気がなくなる・水をたくさん飲む為尿量が増える。ホルモン異常により肥満・毛が
乾燥して脱毛する(左右対称の脱毛)・皮膚の色素沈着・皮脂が脂っぽくなる脂漏・筋力の低下
・腹部の膨張・睾丸の萎縮などが見られます。又糖尿病を併発することも多い様です。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の原因
副腎皮質から分泌されるホルモンの過剰分泌によって起こります。癌やアレルギーの治療時に
ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)を投与した場合や、副腎腫瘍・脳下垂体の腫瘍が原因と
なる場合もある様です。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモン生産や分泌が亢進し、血中の甲状腺ホルモン濃度が高値を持続する甲状腺疾患
です。甲状腺ホルモンは、猫の体の新陳代謝を促し、体温を一定に保つ働きをもっています。
高齢猫の10匹中1匹はかかっているとも言われます。

甲状腺機能亢進症の症状
猫は食欲が旺盛になりますが、体重減少や痩せています。微熱・吐く・頻脈、飲水量の増加
・多尿・下痢・眼球突出等の症状が起こります。又落ち着きがなくなる事や、すごく活発に
行動したりする神経症状も見られます。この病気になると新陳代謝が活発になりすぎて
心臓の負担が高くなる為、心臓にも異常(不整脈・脈が速くなる・心筋症など)が現れるようです。

甲状腺機能亢進症の原因
甲状腺ホルモンの過剰生産が原因となります。甲状腺機能亢進症の最も多い原因は、
甲状腺に発生する腫瘍で、良性と悪性の腫瘍があります。高齢猫での発生が多く見られます。

糖尿病

糖尿病
膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足するか、インスリンの作用が
損なわれる事により起こる代謝性疾患が糖尿病です。インスリンは、体全体に働いて体の細胞が
糖を吸収したり肝臓が脂肪やたんぱく質を蓄えるのを助けます。様々な原因によってインス
リンが不足すると細胞は糖を吸収しにくくなり体に不調があらわれます。

糖尿病の症状
糖尿病の症状は飲水の増加・多尿・食欲旺盛でも体重減少・肥満・倦怠感が主な症状です。
糖尿病の恐ろしい事は合併症が起こる場合がある事です。神経症・腎症・網膜症・白内障の
他に動脈硬化・心臓疾患・尿路障害等が挙げられています。

糖尿病の原因
糖尿病は原因により大きく2つに分かれます。
①インスリン依存性糖尿病
何らかの原因によってすい臓からインスリンが分泌されないことにより起こります。
②インスリン非依存性糖尿病
すい臓からインスリンは分泌されていてもすい臓以外の原因(副腎皮質機能亢進症や
甲状腺機能低下症・発情に関連したホルモン分泌バランス・感染症や他のストレス
・肥満など)によってインスリンの働きが邪魔されたり、働きが鈍くなったりする事で
糖尿病の症状が出る事を言います。この期間を長く放置していると依存性の糖尿病に
発展します。又、生まれつきすい臓の働きが弱い場合を除くと、飼い主の生活習慣
(食物の内容・量・運動量)が糖尿病へと導いているケースが多い様です。
又遺伝的な体質や肥満、妊娠、膵臓疾患、神経系の失調、薬物等によっても起こる
と言われます。又老犬のメスが糖尿病になるのは発情期の後期(黄体期)で、この時期には
黄体ホルモンが最も多く分泌されるのでこの黄体ホルモンとの関係も示唆されています。

気になる様子がある場合は早めに獣医さんに診察してもらいましょう。  

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