猫の肝臓や胃腸について参考辞典と、猫の健康を維持するための参考として。

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猫の肝臓病や消化器系疾患について

胃腸炎

急性胃腸炎
胃や腸が炎症又はただれる猫の症状です。胃腸炎は慢性と急性に分けられます。
特に猫が急性の胃腸炎になった場合は症状が重いと言われています。
胃腸炎でも胃の炎症がひどくて、胃の粘膜がはがれてくると胃潰瘍になる事もあります。

急性胃腸炎の症状
下痢と吐き気が主な症状です。胃の中に物がなくなっても、吐こうとする仕草を繰り返し
行います。軽症の時は下痢ではなく、便が柔らかいという事もあります。重症になると、
便がどろっとして形がなかったり、水様性になったり、血便していることもあります。
吐き気がある時は食欲も低下し、水を飲んだだけでも吐く事があります。

急性胃腸炎の原因
自由に活動できる環境にいるペットに多い様です。不衛生な飲水をする・腐敗した食物を
口にする・毒性のある物質異物等を口にする等が挙げられます。その他、細菌やウィルスの
感染症などの急性伝染病も原因になると言われています。原因の一つにお腹が冷えすぎて
おこる時もあります。冬の寒い時に、お腹が冷え切ってしまったり、夏にクーラーによる
お腹の冷えや、アイスクリームや冷たい牛乳等を猫に与えた場合も急性胃腸炎が起こる
こともあるようです。

慢性胃腸炎
胃や腸が炎症又はただれる猫の症状です。胃腸炎は慢性と急性に分けられます。猫の慢性
胃腸炎は、急性胃腸炎より症状は軽症と言われます。子猫は下痢が長引き慢性化する事が
あります。

慢性胃腸炎の症状
軽い下痢が数日から数週間続いたりし、便に血が混じっている事もあります。下痢が続く
為に徐々に痩せてきます。食事の量が少ない状態が続き、吐く事は1日に数回吐く・何日か
に1回吐く等様々です。子猫の場合は成長期なのに体重が増えないなどが見られます。
毛づやが悪くなったり、皮膚にはりがなかったりもします。

慢性胃腸炎の原因
生まれつきの体質・寄生虫・食事等様々な原因があげられています。猫の中には生まれつき
消化酵素の分泌が少ない猫がいて、この場合は慢性的な下痢しやすい体質になっています。
例えば牛乳に含まれるラクトースという成分を分解する酵素を作れない猫は牛乳を飲むたびに
下痢をし、与え続けると慢性胃腸炎になる事があります。他食物アレルギーで下痢や嘔吐が
続き慢性化したりします。又猫は毛づくろいをする為に、舌に付着した毛を飲み込んで胃腸に
毛が入り、毛玉になって(毛球症)胃腸炎になる事もあります。この場合は吐き気が見られ、
下痢よりも便秘の事が多いようです。

巨大結腸症・巨大食道症

巨大結腸症
慢性化する病気で、若い雄猫に多く発症します。大腸の大部分を占める結腸が無力になり、
腸の力で便を出す事が出来なくなるので、ますます便がたまり結腸が膨らみます。

巨大結腸症の症状
吐き気・嘔吐・食欲不振・脱水症状が起こり、何日も便が出ない重度の便秘になります。

巨大結腸症の原因
先天性又は外部からの衝撃・事故や病気が原因と言われています。
先天性の場合は、生まれつき結腸の一部が狭くなっている為に、便の通過が悪くなっています。

巨大食道症
食道が広がったままの状態を言います。

巨大食道症の症状
食道の拡張が酷くなると、食べたものが食道の途中で止まり猫は吐くようになります。
水を飲んでも吐く事があります。又猫が吐いた時に嘔吐物が気管に入り、それが肺に入って
肺炎(吸引性)をおこす事もあるようです。

巨大食道症の原因
生まれつき食道や周りの神経に異常があったり、食堂の血管が周りの組織に圧迫され
血流不足になり食道に血液が行きわたらない事あると、食堂の蠕動運動が止まり食道の筋肉は
拡張したままになっています。又異物が入った・嘔吐を繰り返すなどの時も猫は発症します。

膵炎

膵炎
膵臓が炎症を起こす病気です。雄猫や老齢の猫に比較的多く見られ、急性よりも慢性の方が
多いと言われます。急性膵炎は突然発症し、炎症発作を繰り返します。慢性膵炎は永続的な
機能障害の可能性を特徴とし、持続性の炎症疾患です。診断の難しい病気の1つと言われます。

膵炎の症状
急性膵炎の場合は食欲不振・嘔吐・沈うつ・下痢・腹痛を起こしたりします。慢性膵炎場合は
無症状の事もありますが、嘔吐や下痢を繰り返したり、徐々に体重が減り痩せてきます。

膵炎の原因
事故による外傷・栄養疾患・薬物・細菌やウィルス感染・遺伝的要因があげられ、
特に高脂肪食の摂食後にも見られます。また肝臓や十二指腸の病気が原因で慢性膵炎を
起こすこともあります。猫が伝染性腹膜炎・ウィルス性鼻気管支炎・トキソプラズマ症などに
かかっている時にも膵炎になる事があるようです。感染症が原因の時は、膵臓のインスリンの
分泌も低下し糖尿病を併発する事もあるようです。

肝不全

肝不全とは、病気と言うよりは肝臓の一つの状態の事を言います。

肝不全の症状
急性肝炎の場合は黄疸・腹水・出血があり、発症後数週間以内に意識障害(肝性脳症)等が
見られ、口からアンモニア臭がすることがあります。慢性肝炎の場合は腹水・出血があり
意識障害が繰り返し見られます。肝障害が進行すると黄疸もはっきりと現れ急性肝不全と
同じ様な症状になります。

肝不全の原因
肝臓の機能が低下し、生命の維持が困難になる症状が現れたり神経症状を併発した状態を
言います。病気の進行等により急性と慢性に分かれます。急性肝不全は急激に肝臓の
機能障害が進行していく事で劇症肝炎とも呼ばれます。慢性肝不全は長期の肝障害の後に
起こる状態で進行した肝硬変で見られます。

肛門嚢炎

肛門嚢炎
肛門には多くの分泌腺がみられ、肛門嚢は肛門の両側にある小さな袋状の嚢で、においのある
分泌液を作り便に臭いをつける働きがあります。この肛門嚢に炎症がおきます。

肛門嚢炎の症状
おしりを地面にこすりつけたり、頻繁に舐めたりします。ひどくなると、
肛門嚢という肛門の両側にある袋状の小さな嚢が腫れて破れ痛みが起こります。
さらに、細菌感染すると、、化膿や膿瘍となり膿や血液を排出します。
炎症などで管が閉まっていると肛門嚢で分泌物が異常に濃くなったり、化膿したりします。

肛門嚢炎の原因
肛門嚢から分泌される液は、通常は排便時の圧力によって押し出されますが、
それが詰まり溜まると肛門嚢に細菌が感染して炎症を起こしやすくなります。
肛門嚢に炎症が起きると膿が溜まり膨らんできます。

腸閉塞

腸閉塞
腸がふさがれてしまう病気で、腸にある内容物がつまり動かなくなった状態を言います。

腸閉塞の症状
嘔吐・脱水症状・食欲不振が起こり、腸にガスがたまり腹部の膨らみが見られます。

腸閉塞の原因
猫が異物(プラスチック・輪ゴム・ビニール・紙・布・魚の骨・金属片等)を誤飲した事や、
腸管の腫瘍、腸炎等によって腸がふさがれてしまう事が原因です。

食道炎

食道炎
食道炎はさまざまな原因により炎症を起こしている状態をいい、
他の食道疾患の合併症として認められる場合もあります。

食道炎の症状
軽い症状の場合は無症状の場合もありますが食道の不快感による食欲不振・体重減少・
血液を含む唾液のような体液の吐出などが起こります。重度の食道炎を放置していると
炎症のひどい箇所が狭窄して障害が起こります。

食道炎の原因
痙攣・異物・発熱障害・刺激性化学物質・胃からの逆流がきかっけで食道が傷ついたりし
炎症を起こします。食べると直ぐに吐きます。

気になる様子がある場合は早めに獣医さんに診察してもらいましょう。  

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