犬の肝臓や胃腸などの消化器について参考辞典と、犬の健康を維持するための参考として。

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犬の肝臓病や消化器系疾患について

胃炎 腸炎 膵炎 腹膜炎 腹水 肝不全 肝炎

本ページに記載の病気や内容については、参考としてご覧ください。
気になる様子がある場合は早めに獣医さんに診察してもらいましょう。

腸炎

急性の腸炎は、急激な水溶性・粘血性の下痢を発症し、時に嘔吐を伴う症状です。
慢性の場合は、継続的に症状が続きます。

腸炎の症状
主に下痢・嘔吐が挙げられ下痢が続くと血が混じる事もあります。
水を大量に飲んだりトマトジュースのような下痢をした場合は注意が必要です。

腸炎の原因
食事が関連している事があり、食物アレルギー等が挙げられますが、
その他ウィルス・細菌・寄生虫など原因は沢山あります。

腹水

正確には腹腔内に貯留した液体を腹水と言い多量の腹水が貯留した状態を
腹水症と言います。

腹水の症状
腹腔内に水がたまり、食欲不振や元気消失などみられます。

腹水の原因
犬の腹水の原因は、血管内液と血管外液のバランスは膠質浸透圧、静脈圧、
リンパ管圧血管透過性により維持されており、腹腔内に大量の液体が貯留します。
肝うっ血による肝リンパ液の増加リンパ管の閉塞・膠質浸透圧の低下・腎血流量の減少、
腎機能の低下・抗利尿ホルモン過剰分泌・血管透過性の亢進・腹膜吸収の低下等により
上記のバランスが崩れるものと考えられています。

胃炎

胃が炎症又はただれる症状です。慢性胃炎の場合は継続して症状が現れます。
加齢し、胃の働きも弱くなる老犬に多く見られます。

胃炎の症状
急性の場合は嘔吐し、血の混じった粘り気のある液体を吐きます。
古くなった物を食べた場合は腹痛や下痢も起こり、嘔吐が続く脱水症状になります。
犬は食欲低下・元気がないなどの症状が続きますがゲップや嘔吐が続く様なら
慢性胃炎の可能性があり、慢性の場合は一時的な症状ではなく数週間〜数ヶ月に
渡り嘔吐したり、強い口臭を感じたりします。

胃炎の原因
自由に活動できる環境にいるペットに多い様です。不衛生な飲水をする・腐敗した食物を
口にする・毒性のある物質や異物等を口にする等が挙げられます。その他、感染症などの
急性伝染病・尿毒症・胃潰瘍・胃の腫瘍等によっても起こる事があります。

肝炎

肝炎

慢性肝炎
犬の肝炎は肝臓が細胞(肝細胞)が、炎症を起こしたり変性したり、壊死する病気です。
急性の肝炎が治らない時に慢性の肝炎へと移行します。他に何らかの病気を患っている場合にも
この病気を併発する事があります。慢性化した肝炎でも、肝細胞の破壊や再構築を激しく行う
活動性肝炎とほとんど行わない非活動性肝炎があります。

慢性肝炎の症状
特徴的な症状はあまり無く、便秘・下痢・嘔吐・元気がなくなる等を繰り返し徐々に
痩せてきます。

慢性肝炎の原因
急性肝炎の対処が遅れた場合等に慢性肝炎へと移行する。他の病気と併発して発症している等。

急性肝炎
肝臓の細胞が急激に傷ついたり破壊される病気です。肝臓は悪くても症状が
出ない事が多いため、犬の病気に気付くのが遅れて慢性の肝炎に移行することも
多く見られます。

急性肝炎の症状
下痢や嘔吐を繰り返し、元気がなくなったりします。重症の場合は黄疸が出たり
腹部を押すと嫌がる出血しやすくなる、痙攣や昏睡等の症状がみられる事もあります。

急性肝炎の原因
化学物質・薬物(ホルモン薬・鎮痛剤等)・ウィルスや細菌・寄生虫等の中毒症
・感染症・寄生中症があげられます。

肝不全

肝不全とは、病気と言うよりは肝臓の一つの状態の事を言います。肝臓の機能が
低下し、生命の維持が困難になる症状が現れたり神経症状を併発した状態を
言います。病気の進行に等により急性と慢性に分かれます。急性肝不全は急激に
肝臓の機能障害が進行していく事で劇症肝炎とも呼ばれます。慢性肝不全は
長期の肝障害の後に起こる状態で進行した肝硬変で見られます。

肝不全の症状
急性肝炎の場合は黄疸・腹水・出血があり、発症後数週間以内に意識障害
(肝性脳症)等が見られ犬の口からアンモニア臭がすることがあります。慢性肝炎の
場合は腹水・出血があり意識障害が繰り返し見られます。肝障害が進行すると
黄疸もはっきりと現れ急性肝不全と同じような症状になります。

腹膜炎

腹腔内に生じた炎症で色々な腹部障害の合併症として発症し、
犬の抵抗力や免疫機能の低下により生じます。

腹膜炎の症状
腹膜は 充血・浮腫が見られます。広い範囲の炎症や重度の炎症が起きると
多量の腹水が出て、循環血液量が低下しショックを起こすことがあります。

腹膜炎の原因
消化管など腹腔内臓噐の穿孔・破裂・腹部手術後の合併症・外傷・隣接臓器の
炎症の影響等(胆汁・胃液・膵液など刺激物質や細菌の侵入)が挙げられています。

膵炎

急性膵炎は突然発症し炎症発作を繰り返します。慢性膵炎は永続的な機能障害の
可能性を特徴とし、持続性の炎症疾患です。診断の難しい病気の1つと言われます。

膵炎の症状
急性膵炎の場合は食欲不振・嘔吐・沈うつ・下痢・腹痛を起こしたりします。慢性膵炎の
場合は無症状の事もありますが、嘔吐や下痢を繰り返したり、徐々に体重が減ってきます。

膵炎の原因
外傷・栄養疾患・薬物・細菌やウィルス感染・遺伝的要因があげられ、特に高脂肪食の
摂食後にも見られます。

気になる様子がある場合は早めに獣医さんに診察してもらいましょう。  

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